2019/03/25 執筆
2019/03/26 公開
2019/03/29 追記
2019/03/31 追記
こんにちは、yosiです。“OpenXOPS_yosi-mikan_Concept Vol.02”をようやく発表できましたね。そもそもVol.02の制作すら公表していなかった気がするので、度肝を抜けたのであれば私としては嬉しいですね。なんとか平成の間に公開できてよかったです。さて、ここでは「制作秘話」ということでTwitterではとんでもなく長いツリーになりそうなA4二枚くらいの話を長々と綴らせていただきます。どなたが読んでくださるかは分かりませんが、お時間のある方はどうぞお付き合いください。
実行ファイルの詳しい仕様などについては私からは何も話せませんが、もしかしたらみかんさんがまた何かしらの紹介をしてくださるのかもしれないので、そちらにご期待ください。
(2019/03/29追記:
今回も実行ファイルの簡単な解説をしてくださるようです!みかんさんありがとうございます。解説が公開され次第、ここにもリンクを掲載しようと思います。)
(2019/03/31追記:
みかんさんが"みかんの戦闘ブログ"にて実行ファイルの解説をしてくださいました!)
ここでは私から今回のパッケージのテーマについて詳しくお話します。えらく抽象的な話です。Vol.01では、「満点のボリューム(DUEL2_RE)」「複雑なパス(SNOW BASE2_KT)」「長いイベントチェーン(BUILDING2_DEF)」「大量の謎人間(RURAL2_CAP)」といったテーマがあったわけですが、Vol.02では「視覚性に富んだ演出」「ランダムな初期設定」「手軽さ」あたりをテーマにしています。
「視覚性に富んだ演出」というのはVol.02のPVでほぼ網羅しています。PVをご覧いただければ、初見であれば結構驚いてもらえる演出も多いのではないでしょうか。余談ですが今回のPVは前回とは異なりネタバレ全開で作っています。個人的にはミッション中で初見の演出に驚いてもらえるのが理想なのですが、今回はできるだけ多くの方に興味を持っていただきたくこのような方針にしました。折角演出を作り込んでも、まず皆様に興味を持ってもらい、ダウンロードしてもらえなければ話にならないわけです。これについては「手軽さ」のあたりで詳しくお話します。さて、話を戻しましょう。この「視覚性に富んだ演出」の最たるものは、"SNOW BASE2_DEF"の上空のアレです。そう、PVの最後のやつ。実はアレ、1枚の画像をクルクルと高速回転させているだけなんです。所謂「錯視」らしいですね。どうも"WagonWheelEffect"というやつだそうで、航空機だとかのプロペラが遅く回っているように見える錯視あたりに近い原理だそうです。この画像(下の画像)を元にGIMPで色付けしました。プログラミング初心者の私が慣れないProcessingで頑張って描いたのですが、私の力ではProcessingで色付けまでできなかったのです。ソースコードの内容は初歩的な三角関数ですので、一応載せておきますが、とにかく画像を生成できればいいやと思っていたのでコメントなしのひっどいコードとなっています。正直今となってはもう何をやっているのかわかりませんが、Processingにこのコードを突っ込めば1枚目の画像が出てくるはずです。暇な人は色付けしてください。なお、上空でクルクルしているあの演出はミッションの攻略自体には何の影響もありません。何のタクティカルアドバンテージもありません。なくても別に問題ないわけです。そんなー。
void setup(){
size(850,850);
background(255);
}
void draw(){
int c=425,d,p=100,n=30,m=6,b=7,i,j,l=0,q=5;
float t;
for(i=7;i>1;i--){
d=p*(i+1);
t=pow(2,l)*PI/b;
ellipse(c,c,d,d);
for(j=0;j<n+m*q+1;j++){
line(c,c,c+d/2*cos(t),c+d/2*sin(t));
t=t-2*PI/(n+m*q);
}
l=l+1;
q=q-1;
}
d=p*2;
ellipse(c,c,d,d);
save("test.png");
}
「ランダムな初期設定」という観点はVol.01での"SNOW BASE2_KT"がきっかけでした。"UNDERGROUND2_EXT"で爆弾が左右の橋に"ランダムで"配置されるのもこのテーマの一環です。対称性の高いマップが好みの私とランダムというテーマはとても親和性が高かったわけです。Vol.02においてこの「ランダムな初期設定」が顕著かつ視覚的に表れるミッションがあります。"FORT_KT"です。さあ、"FORT_KT"でF12を連打してみてください。将軍との位置関係も合わせれば8通りです。
「手軽さ」というのは言うまでもなく難易度の話です。Vol.01ではミッションが少なかったこと、その半分の難易度がとんでもなかったということで、「狐に化かされたようだ」「鬼のようだ」「難しすぎる」との意見を各方面からいただきました(狐はお褒めの言葉ですが)。正直私ひとりのプロジェクトであれば気にも留めないのですが、あのみかんさん想像を絶する労力を割いていただいているわけで、みかんさんには「好きにやっていい」と言われているものの、今回ばかりはできるだけ多くの方に楽しんでいただき、OpenXOPSの可能性を世に知らしめることが私には求められているはずです。しかもVol.01は半年もしないうちに100ダウンロードしていただいているわけで、このペースは普段のパッケージの2倍以上速いペースです。折角皆様にそれほどの興味を持っていただいているにも関わらずミッションが難しすぎるのも、返り討ちにするようで申し訳ないのです。「あっ待ってください、私を捨てないで~」という感じです(もちろんこのようなやり取りはなく実際には私一人で自己完結している話です)。このような経緯があって、私にしては珍しく「易しくて楽しい"手軽な"」ミッションをいくつか入れています。難易度表(下の画像)のDだとかCあたりがソレです。特にDはほとんど交戦の必要がなかったりするので、前回難しすぎたという方も是非Vol.02をダウンロードしていただきたいです。優しい子たちですのでよろしくお願いします…ちなみにSとかAとかは相変わらず私も攻略に10分くらいかかる楽しいやつなので覚悟してください。時間と気力(と運)が必要です。
(2019/03/29 追記
余談ですが、今回は久々にTwitterを利用した演出を混ぜ込んでいます。2016年のクリスマス以来でしょうか。「#こんなaddonが欲しい」で何かしらアドオンのネタを提供してくだされば誰か(私とは言っていない)が作ってくれるかもしれません。事後報告となりましたが、ツイートの利用を快諾してくださったsam氏に感謝いたします。
"yosiのXops 公式Twitterアカウント"では他にも小ネタをツリーという形でいくつか紹介しました。詳しくはこちらをご覧ください。このページと話題が被る部分があるかもしれません。)